ディープ京都、スタッフおすすめ「リド飲食街」の夜
2020/07/23
スタッフおすすめの穴場スポット
「京都駅の近くで、夜ご飯におすすめの穴場スポットはありますか?」や、「地元の人たちが良くお店で良いところはありますか?」と、お客さまに聞かれたら、ほんの少し勇気を出して(笑)ご案内したい場所があります。
京都駅のすぐ近くにある「リド飲食街」。ちょっとディープでタイムトリップ感が味わえる、大人の酒場です。
ホテルバニスター京都は京都駅の徒歩圏内にあるため、お買い物やお食事の場所には不自由しません。
特に京都に慣れていらっしゃらないお客様にとっては、「京都駅周辺」は大手のチェーン店なども多いため、安心して利用できるでしょう。
でも、「何度目かの京都だから・・・」や「せっかくなら、ちょっとディープなところに行きたい」という気持ちが少しでもあれば・・・京都駅すぐ近くのリド飲食街を覗いてみてください。
京都駅の周辺は新しい大きな建物やお店が増え、とてもきれいに整備されています。
それは歓迎されることですが、「ひょいっと入り込んだら、異世界があった」というようなディープ路地が減ったのも事実。飲み歩きが好きな立場からするとちょっと寂しい傾向ですが、リド飲食街はずーっとこのまま残ってほしい、聖地のような飲み屋街です。
ノスタルジーといえば聞こえが良すぎるでしょうか。とにかく、古きよき昭和感がバシバシ漂っています。
リド飲食街 アクセス
〒600-8217
京都市下京区東境町180
昭和にタイムトリップ
細い細い通路に、小さな飲み屋さんが軒を連ねています。
個性的なお店が多く、どこに入るか迷ってしまうかも!?時間があれば、はしご酒をしてみてもいいですね。
ちょっと入りにくいかも?と思いますか?
近年、リド飲食街は“京都の最後のディープスポット”として評判になり、地元の人だけではなく、観光客も訪れるようになりました。お店の方は“いちげんさん”にも慣れているうえ、皆さん気さくで百戦錬磨のプロフェッショナルな方々なので、安心してください!いろんなお話も聞かせてくれますよ。
私も初めて訪れた際、お店の方に「どうして『リド』って言うんですか?」と尋ねたところ、なんと、フランス・パリのシャンゼリゼ通りにある大きなお店(キャバレー)が由来なんだ、と。
「ここは70年ほど前にできたらしいけど、当時は京都にこういった飲み屋街が無くて、最初のオーナーさんが、たくさんの人で賑わうシャンゼリゼ通りのお店の名前『リド』を真似て付けたみたいよ」と教えてくださいました。
実はここ、利用するのにほんの少し戸惑いそうな昔ながらのトイレもちょっとした話題になっています。男性は勇気を出して突入してみてはいかがでしょうか?
リド飲食街、こんな方におすすめ
・京都駅周辺でディナーを取りたい、ひとり滞在のビジネスマン。せっかくの京都なのでチェーン店は避けたいが、足を伸ばして祇園に出たり、料亭に行ったりは面倒だな…と感じているときに最適です。
・地元の人としゃべりたいな!と思っている旅人。おすすめ料理や、旅の話から、思わぬ交流が生まれるかも知れません。京都の地元情報も手に入るかもしれません。
・写真映えする夜を求める方。リド飲食街の「昭和のネオン街」の雰囲気は格別です。京都駅圏内にあるとは思えない、タイムトリップしたかのような写真を是非撮ってください。
今日も生まれる、京都の歴史
京都に残るのは、平安時代や幕末の歴史だけではありません。近代の、戦後から高度成長期にかけて発展した「昭和」の歴史も、立派な京都文化です。
そう考えると、皆さんがリド飲食街で飲む一夜も、京都の歴史の1ページ。ガイドブックからは感じられないディープ京都を、肌で感じてみてはどうでしょうか?
リド飲食街以外の地元情報も、ホテルスタッフにお尋ねください。旅の夜をスペシャルな思い出にする、魅力的なスポットをご案内いたします。