京都の楽しみ方 -花手水-
2021/08/29
皆さん、こんにちは。
まだまだ毎日暑い日が続きますね。
とは言え、間も無く今年の下半期がスタート。
これから少しずつ暑さが和らいで、
京都散策がしやすい季節がやってきます。
そこで今日は、
最近、京都の楽しみ方のポイントと一つとして注目されている、
花手水をご紹介したいと思います。
ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、
まずは一般的な手水のご説明を。
手水とは、
通常は手水舎(ちょうずや、てみずや)で用いられます。
この手水は、お参りする際のとても大事な儀式ですが、
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、
最近は柄杓の共有だけでなく、手水そのものの使用を控える寺社が多くなってきました。
そのため、全国の寺社で
参拝者に少しでも和んでもらおうと、広がっているのが「花手水」です。
「花手水」とは、神社や寺院でお参りする前に手や口を清める『手水舎』を、花々で飾ることを指します。
もともとは、花を浮かべた手水舎のことを花手水と言い、
水がないときに草花や草花においた露で手を清めたことを「花手水」と指していましたが、
2017年に京都府の楊谷寺(ようこくじ)が手水舎に紫陽花を浮かべたことで、
その美しさから全国的に存在が認知されました。
水辺に飾られた花は、生き生きと瑞々しく美しく、
これからの残暑の季節、
涼やかな涼を与えてくれるに違いなしです。
こちらは、
京都市右京区の奥嵯峨にある、
真言宗大覚寺派の仏教寺院、祇王寺の花手水。
どうですか?
涼やかですね〜♪
その他にも、
このように、色々な花手水があります。
皆さんも、京都散策の一つの楽しみとして、
この花手水に注目してみてください♪