世界遺産二条城で夏の夜を楽しむ 〜新感覚のライトアップイベント〜

世界遺産 元離宮二条城は、江戸幕府の初代将軍・徳川家康によって、1603年に築城されました。天皇の住まいである京都御所の守護と、将軍が上洛した際の宿泊所として使われてきた、400年以上の歴史を持つお城です。

1867年には、15代将軍・徳川慶喜が二の丸御殿の大広間において、政権を朝廷に返上する「大政奉還」を行ったのは大変有名ですね。

二条城は、1994年にユネスコ世界遺産に登録されています。

元離宮 二条城

〒604-8301　
京都市中京区二条通堀川西入二条城町541

・地下鉄東西線「二条城前」駅より徒歩すぐ
・市バス「二条城前」より徒歩すぐ
・JR嵯峨野線「二条」駅より徒歩約17分
 

詳しくはこちらをご覧ください　▶▶▶　https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/

江戸時代以降の京都のまちと日本の歴史を見つめてきた、世界遺産 二条城を舞台に、今年の夏はソーシャルディスタンスをアートにした、新感覚の屋外ライトアップが開催されています。

演出を手掛けるネイキッドは、近年3Dプロジェクションマッピングを用いたショーやテクノロジーとリアルを融合した数多くのアートイベント、空間演出の企画で国内外から注目されるクリエイティブカンパニーとして有名ですよね。

公式サイト▶▶▶「二条城×ネイキッド　夏季特別ライトアップ2020」

今回のライトアップイベントは、4つのエリアで作品展示が行われています。

それぞれの展示内容と見どころを、頑張って撮影した写真と一緒にご紹介します。

二の丸庭園は、小堀遠州によって作庭された書院造庭園です。庭園は何度も改修を繰り返していますが、大政奉還後に所管が宮内省に変わってからも、5回以上の改修工事が加えられ変貌を遂げました。1953年には国の特別名勝の指定を受けて現在に至っています。


二の丸庭園では、最新のAR技術を駆使したワクワクする仕掛け「天守復活AR」が楽しめます。

ARマーカーにスマートフォンをかざすと、現存しない天守閣が出現！　ネイキッドのオフィシャルアプリで、江戸時代の景色をぜひ堪能してください。
 

清流園は、京都の豪商・角倉家の屋敷跡から譲り受けた建築部材、庭石、樹木を用いて、1965年に作庭された和洋折衷の庭園です。


清流園付近では、「シャボン玉ライトアップ」が行われます。ライトアップされた庭園の空間に、心地よい香りを閉じ込めたシャボン玉が飛び交う様子は、妖艶で幻想的です。

本丸御殿を囲む内堀では、新型コロナウイルス（COVID-19）の収束を願って、万華鏡をモチーフにデザインされた、大きなデジタルカレイド花火「FIREWORKS BY NAKED」を楽しむことができます。

水面に反射しながら、次々と打ち上がる花火は華やかで、涼しさも感じさせてくれます。
 

お城の外堀の四隅には、見張り台としての隅櫓が建てられ、普段は武器庫として使われていました。櫓の多くは1788年の大火で焼失していますが、今も残っている2つのうちの1つが、東南隅にあります。


こちらの作品は「ディスタンス提灯」と名づけられ、来場者参加型の光の演出が楽しめる内容となっています。来場者は、地面が花の模様で照らされる提灯を持って、城内を回遊します。

美しい光の輪を自ら作り出し、自然にソーシャルディスタンスをキープできる仕掛けになっています。

「二条城×ネイキッド　夏季特別ライトアップ2020」は、8月8日（土）～8月30日（日）まで開催。開館時間は19時～22時（最終入場は21時20分まで）です。

入場料は、大人（中学生以上）1,200円・小人800円。
密を避けるため、チケットは入場日指定となっています。

チケットは、ローソンチケット、セブンチケット、イープラス、チケットぴあ、アソビューなど各種プレイガイドで購入できます。（※当日券はアソビュー、二条城窓口のみで販売されます）

通常、二条城の開城時間は、午前8時45分～午後4時（閉城 午後5時）で、夜間は期間限定の特別公開となります。この時期に、ここでしか見ることのできない幻想的なライトアップはおすすめですよ！

「ホスタ 二条 泉－SEN」「ホスタ 二条 葵－AOI」は、いずれも世界遺産二条城から徒歩圏内です。ライトアップの余韻に浸りながら、お部屋でゆっくりとお寛ぎいただけますよ。
 

いつもの年より少し静かな京都の夏。

ソーシャルディスタンスに配慮したイベントと、自分だけの和の空間で、思い出に残る時間を過ごしてみませんか？