今度の京都旅は、東福寺で心身の疲れをリセット&パワーチャージ!

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今度の京都旅は、東福寺で心身の疲れをリセット&パワーチャージ!

2020/08/25

 

京都旅行の定番は、何と言ってもお寺巡りですよね。

 

京都には数多くの寺院がありますが、その中でも圧倒的なスケールと存在感を放っているのが、京都駅の南東エリアに位置する東福寺です。
 

 

時代劇やサスペンスドラマの撮影などでもよく使われる「通天橋」や、紅葉の美しさで知られる国指定名勝の「東福寺本坊庭園(方丈)」は、特に有名。2005年に放送されたドラマ「大奥」シリーズ第3弾「大奥 華の乱」でも使われていたので、見覚えがある方もいらっしゃると思います。
 

東福寺でとにかく圧巻なのは、境内を埋め尽くすもみじ!夏は青々と、そして秋は真っ赤に染まり、私たちを包み込んでくれます。

 

広い境内には25もの塔頭があり、それぞれに見どころがいっぱい。
 

今回は、宿近くのバス停から乗り継ぎなしで行ける「ホスタ東寺 燦-SAN」「ホスタ東寺 櫻-SAKURA」に宿泊される方をはじめ、静かな青もみじの季節にもぜひゆっくりと訪れてほしい東福寺エリアの魅力をご紹介します。

東福寺 アクセス

臨済宗東福寺派総本山 東福寺


〒605-0981 
京都市東山区本町15丁目778

 

・市バス「東福寺」バス停より徒歩4分 
※「ホスタ東寺 燦-SAN」「ホスタ東寺 櫻-SAKURA」からは、いずれも市バス「九条車庫前」バス停から、58、88、202、207、208系統のいずれかに乗車すると便利です。

 

・京阪電車「鳥羽街道」駅より徒歩8分、「東福寺」駅より徒歩10分
・JR奈良線「東福寺」駅より徒歩10分
 

詳しくはこちらをご覧ください ▶▶▶ http://www.tofukuji.jp/access/index.html

 

東福寺のはじまり

 

東福寺は、鎌倉時代の嘉禎2年 (1236年)から建長7年(1255年)までの、19年という長い歳月を費やして完成した、京都最大の大伽藍を持つ寺院です。

 

時の摂政・九条道家が建立を発願し、聖一(しょういち)国師を開山に仰ぎました。奈良最大の寺院である東大寺と、奈良で最も隆盛を極めた興福寺になぞらえ、それぞれの寺から一字ずつ「東」と「福」の字を取ったと伝わります。

近代禅宗庭園の粋が詰まった本坊庭園

お庭好き、必見!


重森三玲の作庭で有名な本坊庭園(方丈)は、鎌倉時代の質実剛健で伝統的な様式を基調に、現代芸術を取り入れたモダンな美しさが感じられます。

 

広大な方丈には、東西南北に四つの庭があります。

「八相成道」にちなんで、もともとは「八相の庭」と呼ばれていましたが、2014年に国指定名勝に登録されたのを機に、「国指定名勝 東福寺本坊庭園」と改められました。

 

4つのお庭を順にご紹介しますね。

東庭は星座の「北斗七星」を表しています。

日本の庭園史上初めて、星座を表現した画期的な庭です。日本庭園と四神相応の繋がりが深く、北斗七星は四神相応と深い関係があることから発想を得たのだとか。

南庭は、蓬莱神仙思想を中心とした世界観を表しています。

縦長、横長さまざまな石を用いた、特徴的な石組が見られます。

西庭は、「井田の庭」とも呼ばれています。

日本古来から伝わる伝統的な紋様である「市松模様」を、サツキの刈込と葛石によって表現しています。

北庭は、小市松模様の庭園です。

勅使門から方丈に敷きつめられていた、切石を再利用して造られました。

 

古来より、禅宗の方丈には多くの名園が見られますが、方丈の四周に庭を巡らせた造りになっているのは、ここ東福寺本坊庭園のみなんですよ。

塔頭巡りのすすめ

塔頭とは、寺院の敷地内にある小さなお坊を指します。東福寺の塔頭はとても多く、ゆっくり回れば1日が過ぎてしまう…というほどに見ごたえがあります!

 

ここからは、ぜひ参拝していただきたい塔頭をご紹介しますね。

 

ただし、季節限定で公開されている塔頭もありますし、2020年は拝観が制限されている可能性もあります。訪問時には、事前の確認をおすすめしています。

苔の絨毯は必見!ー「 善慧院(ぜんねいん)」

 

大永年間に創建された善慧院は東福寺の塔頭寺院で、およそ500年の歴史があります。1871年に禅宗の一派・普化宗の明暗寺を合寺して、普化尺八明暗流の尺八根本道場になりました。
 

善彗院は庭園が美しいことで有名で、絨毯のように一面に生えた苔は、とても見応えがあります。

座禅や写経・写仏体験もできる!ー 「勝林寺」

 

勝林寺は、東福寺の塔頭寺院で、財福・戦勝のご利益で有名な毘沙門天を祀る小さなお堂です。通常非公開ですが、毎年春(4月頃)、秋(11月~12月頃)とお正月には一般公開されます。

 

また、事前予約制で座禅や写経・写仏の体験ができます。季節ごとに変わる御朱印がいただける「御朱印の聖地」としても人気がありますよ。

枯山水庭園「波心庭」は心洗われる美しさー「光明院」

 

東福寺の数ある塔頭の中でも、お庭の美しさが格別なことで有名な光明院。

サツキやモミジと枯山水の競演が見事な「波心庭」は、訪れる人の心を一瞬で虜にします。まさに心洗われる美しさです。

光明院は、2000年の「そうだ京都、行こう」のポスターに採用されたことで、一気に有名になりました。しかし日頃はとてもとても静かな寺院です。京都の中でも「あまり知られてしまっては、もったいないなあ」と思える、穴場中の穴場。参拝時はマナーを守っていただき、静かで優雅な時間をお過ごしください!

 

特に、茶室からの眺めは本当に素晴らしいですよ。

愛らしいお地蔵さんがお出迎えー「霊源院」

東福寺北門から真っすぐに進んだ正面にあるのが、塔頭の霊源院です。

 

入口には、6体並んだお地蔵さんが愛らしい表情で出迎えてくれます。

 

霊源院は、水子供養のお寺としても知られ、境内の中心には水子供養専用のお堂である蓮華堂があります。境内には、庭や書院にもたくさんのお地蔵さんの姿を見ることができます。

 

「鶴亀の庭」は雪舟作ー「芬蛇院(ふんだいん)」

芬蛇院は、東福寺の塔頭寺院のひとつで、関白一条家の菩提寺です。通称「雪舟寺」と呼ばれ親しまれています。

 

枯山水の「鶴亀の庭」は雪舟作と伝わっており、苔と多様な植物が調和した美しさです

日常の喧騒を離れ、心静かなひとときを

例年とは違い、今年は何かと落ち着かないニュースも多く、日々の忙しさに追われて心身に疲れを感じている方も多いと思います。私たちスタッフも、正直とまどうことも少なくない日々でした。

 

京都には、ちょっと足を伸ばせば、心静かに過ごせるお寺がたくさんあります。ゆっくり巡ることで、これまで知らなかった京都の魅力が発見できるかもしれませんよ。

 

京都の一棟貸の宿に泊まって、日常の喧騒を離れてお寺巡りをしながら、穏やかな心を取り戻す時間を過ごしてみませんか。心身のパワーチャージには、京都が最適です。