紅葉だけじゃもったいない!秋限定の特別公開&特別拝観で京都がもっと好きになる
2020/10/26
日々、木々が赤や黄色に染まっていく様子に黄瀬うの移ろいを感じながら、少し焦りを覚えているものがあります・・・。
それは、各所で実施されている、この時期にしか見ること&立ち入ることのできない特別公開にどれだけ足を運べるか?というもの。
この季節、京都のお寺や神社を訪れるという方もたくさんいらっしゃると思います。
そこで、「スタッフおすすめ」の特別公開をいくつかご紹介します!
上賀茂神社
京都古文化保存協会主催「非公開文化財特別公開」
正式名称は「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」。世界遺産としても知られ、厄除・明神・落雷除・電気産業として信仰を集めている京都の最古の神社です。
期 間:~2020年12月13日(日)
時 間:9:00~16:00(受付)
初穂料:大人1000円 / 中高生500円
詳細はこちら▼
https://www.kamigamojinja.jp/sanpai-tokubetsu.html
通常は立ち入ることのできないご神域へ、ご神職のご案内のもと入ることができます。
直会殿でお祓いを受けた後、国宝「権殿」の正面へ・・・
この特別参拝に加えて、神社所蔵の文化財が特別公開。
室町~江戸期に奉納された刀剣と信長・光秀に関する古文書、また今回初公開の銘刀などの展示されているそうですよ!
‐地下鉄烏丸線「北山駅」より
徒歩約15分もしくは、市営バス上賀茂神社行き「上賀茂神社(御薗口町)」下車
‐JR「京都駅」より
市バス4系統・上賀茂神社行き「上賀茂神社(御薗口町)」下車
市営バス9系統・西賀茂車庫行き「上賀茂御薗橋」下車
智積院
長谷川等伯と堂本印象の障壁画で彩られる 智積院 早朝特別拝観
全国に3000ある真言宗智山派の総本山。豊臣秀吉が愛息鶴松の菩提寺として建てた祥雲寺の跡。
このお寺のちょっと複雑な歴史についても詳しくご紹介したいところですが、今回は特別公開がテーマですので、気になる方はこちらをご覧ください。
開催日:2020年10月24日(土)、25日(日)、31日(土)
2020年11月1日(日)、7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)
21日(土)、22日(日)、23日(月祝)
時 間:8:00~10:00 ※参加希望の場合、2日前の10:00までに要予約
拝観料:3800円
詳細はこちら▼
https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=4114
早朝拝観では、開門前の静かな境内を案内していただきながら、国宝の障壁画や通常公開されていない宸殿(しんでん)、千利休好みと言われる名勝庭園を特別に拝観することができます。
また、特別拝観の後は、朝食もいただけますよ。
‐京阪「七条駅」より
徒歩約10分
-JR「京都駅」より
市バス 206・208・100・106・110・86・88系統「東山七条」下車 徒歩約3分
冷泉家
京都非公開文化財特別公開
百人一首の撰者であり歌人・藤原定家の子孫である冷泉家。京都御所にあった公家屋敷の中で完全な姿で唯一現存する公家屋敷です。
期 間:2020年10月31日(土)~11月3日(火・祝日)
時 間:9:00~16:00(受付)
拝観料:大人1000円 / 中高生500円
詳細はこちら▼
ttps://reizeike.tumblr.com/post/630483880663711744/%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%85%AC%E9%96%8B%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B
冷泉家に伝わる典籍や古文書は、和歌に関するものを中心に数万点にのぼるそう。
今回は、髪も顔も装束も赤い「猩々人形」などの重要文化財も公開されるそう。猩々(しょうじょう)は古典書物に記された架空の動物で、日本では能の演目として知られています。
‐地下鉄烏丸線「今出川駅」より
徒歩約3分
永観堂
秋の寺宝展と夜間特別拝観
斜め後ろに顔を向けた阿弥陀如来像「みかえり阿弥陀」が安置され、古くから「もみじの永観堂」とも呼ばれる紅葉の名所です。
期 間:2020年11月7日(土)~12月6日(日)
時 間:寺宝展/9:00~16:30(受付*17:00閉門)
ライトアップ/17:30~20:30(受付)
拝観料:寺宝展/大人1000円 /小中高生500円
ライトアップ/600円*中学生以上
詳しくはこちら▼
http://www.eikando.or.jp/haikan.html
見ごろを迎える期間にライトアップが行われるのは、御影堂近くから続く140段の石段を上った先にある多宝塔や庭園。境内には約3000本の紅葉があり、回廊に迫るような「岩垣もみじ」など、いわゆる“映えスポット”も多数あります。
このライトアップの時期に併せて実施されているのが、「寺宝展」。日中はお寺所蔵の数ある重要文化財のなかから、當麻曼荼羅縁起や阿弥陀來迎図などが公開されます。
‐地下鉄東西線「蹴上駅」より
徒歩約15分
-JR「京都駅」より
市バス5系統 「南禅寺永観堂道」下車、徒歩約3分
市バス100系統 「東天王町」下車、徒歩約8分
金戒光明寺
紅葉の庭園と市内一望の山門特別公開
“黒谷さん”の愛称で親しまれる浄土宗の大本山です。
幕末に会津藩京都守護職の本陣となり、近藤勇らを配下としたため新選組発祥の地とも言われています。
期 間:2020年11月13日(金)~12月6日(日)
時 間:9:00~16:00(受付)*セット券での拝観受付は15:30まで
拝観料:
詳しくはこちら▼
https://www.kurodani.jp/
「御影堂」「大方丈」「庭園」では、名仏師・運慶の作と伝わる文殊菩薩像や仕掛けのある「虎の襖絵」などの寺宝に白砂と杉苔が美しい枯山水庭園などが、「山門」では楼上内部を特別公開されます。
楼上からの市内を一望できる景色も楽しめますよ。
-地下鉄烏丸線「丸太町」駅より
市営バス93・204系統「岡崎神社前」下車 徒歩約5分
-京都駅より
市バス5系統「東天王町」下車 徒歩約15分
市バス100系統「岡崎道」下車 徒歩約10分
-京阪電車「神宮丸太町」より
市バス93・204系統「岡崎神社前」下車 徒歩約5分
-阪急電車「河原町」駅より
市バス32・203系統「岡崎神社前」下車徒歩約5分
今だけの限定公開をお見逃しなく
特別公開や特別拝観は、ここでは紹介しきれないほど各所で実施されています。
他にも、行ってみたい&見てみたいところはたくさんありますが、ほんの一部をご紹介しました。
目で、耳で、肌で、時代の流れを感じる特別な空気に包まれ、そのうえで見る美しく彩られた風景は格別です。
この機会に、心静かに日本の歴史に触れてみてはいかがでしょうか?